新型コロナウイルス蔓延で4月入学生はどうなるか

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上記URLの記事は、「直近2週間に湖北省に滞在したか、湖北省発行の中国旅券を持つ外国人の入国を原則拒否する」という内容になっています。

 

新型コロナウイルスの感染が日本国内に広がらないための措置であるため、日本国民としては歓迎したいと思いますが、日本語教育機関の職員としては別の不安もあります。

それは「中国からの留学生は入国できなくなるのではないか」というものです。
新型コロナウイルスの蔓延状況によっては、中国からの入国規制がさらに厳しくなる可能性もあります。そうなると、しばらくの間、中国からの留学生はゼロになってしまうということもあるかもしれません。その場合、我々日本語教育機関の教職員の仕事もなくなってしまうという問題を抱えています。

日本語教育機関に在籍している留学生の国籍比率については、中国人留学生の比率は約4割となっています。(※正確な統計は存在しません)もし、その4割が入国できない事態となったら、日本語教育機関としては大きな痛手となるでしょう。

日本語教育機関では、4月・7月・10月・1月の年4回留学生の受入を行っています。次の4月生の入国については、2月末ごろに出入国在留管理局の審査結果が出ます。その後、3月上旬~中旬に現地の日本大使館・領事館の審査を経て入国となります。よって、中国人留学生の入国可否が決まるのが2月末~3月中旬ごろということになります。

健康と人命に関わることなので、厳しい入国審査をしてもらいたいと思います。しかし、中国人留学生が入国できないと我々のお仕事がなくなってしまうという問題もあり、複雑な心境です。
一番いいのは、新型コロナウイルスの感染が早期に収束し、安心して留学生を迎えられることです。そうなることを心から願っています。

 

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