留学生数33万6847人!

2019年10月25日に法務省は「令和元年6月末現在における在留外国人数について(速報値)」という発表を行いました。今回は大まかな数値が速報値として公開されていて、国籍ごとの細かい数値については、12月ごろに発表される見込みです。

法務省HP http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00083.html

今回の情報のポイントを以下にまとめておきます。

1.在留外国人数は282万9,416人!
この数値には観光などの短期滞在は含まれていません。3ヶ月を超える中長期滞在者の数となります。2018年12月の数値と比較すると、9万8323人増えていて、過去最高となっています。

2.国籍上位
1位 中国    786,241人 
2位 韓国    451,543人 
3位 ベトナム  371,755人
4位 フィリピン 277,409人
5位 ブラジル  206,886人

この中で伸び率が高いのが、ベトナムです。半年前と比べて、12.4%も増加していて、その伸び率は脅威的です。
ベトナム人留学生も増えてはいますが、この伸び率を支えているのは技能実習生の増加となっています。

3.在留資格別
1位 永住者        783,513人
2位 技能実習        367,709人
3位 留学        336,847人
4位 特別永住者        317,849人
5位 技術・人文知識・国際業務 256,414人

この中でも伸び率が高いのが「技能実習生」で、半年前と比べて12.0%も増加しています。
今回初めて、技能実習生の数が留学生の数を上回りました。 

留学に関しては、半年前と比べて153名減っていています。
ただし、これは時期的なものです。日本語教育機関の在校生数が6月より12月のほうが多いという事情があるので、昨年の6月と比べる必要があります。2018年6月と比べるてみると、12488人増えていて傾向としては増加していると言えます。

この他にも詳細情報が載っていますので、ぜひ上記リンクからファイルをダウンロードして見てみることをおすすめします。