2021年5月21日に出入国在留管理庁は、「令和2年度の在留資格取消件数」について発表をしました。この発表で、留学生の在留資格取消件数がここ数年で増え続けていることがわかりました。出入国在留管理庁によると、雇用情報の把握や失踪状況の追跡強化によるものとのことです。
出入国在留管理庁発表
http://www.moj.go.jp/isa/publications/press/nyuukokukanri10_00002.html
以下に、在留資格「留学」の取消状況についてまとめました。
1.在留資格の取消件数は、4年前に比べ6倍以上になり、524名となりました。この数は全体の43%を占めていて、「技能実習」に次ぐ数です。
2016年 86件
2017年 172件
2018年 412件
2019年 427件
2020年 524件
2.在留資格の取消が多かった国籍は次の通りです。
ベトナム 299件
ネパール 84件
スリランカ 40件
3.在留資格の取消理由で多かったものは次の通りです。
アルバイトの時間超過や、学校に在籍していない状態でアルバイトをしていた
305件
どこにも在籍しないなど、留学活動を3か月以上していなかった
210件