毎年増え続けていた在留留学生の数が、昨年は大幅に減っていたことが統計でわかりました。
「在留外国人統計」
http://www.moj.go.jp/isa/policies/statistics/toukei_ichiran_touroku.html
2019年6月末時点では33万6915人いた在留留学生が、2020年6月末に28万274人となり、5万6641人の減少となりました。原因は明かされていませんが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響かと思われます。日本語教育機関の現場を見ていると、留学の継続を不安に思い帰国してしまった学生がいることと、新規入国の留学生が入国規制で日本に入って来られなかったことが大きかったと感じます。
ほぼ全ての国・地域の留学生が減っていますが、特にベトナム人が多く減っています。
「在留留学生が多い上位5つの国・地域」
中国 119,302人(13,547人減)
ベトナム 65,818人(16,448人減)
ネパール 24,821人 ( 3,447人減)
韓国 13,121人( 5,145人減)
台湾 7,389人( 2,727人減)
このデータは2020年6月末時点のものです。この後、6か月ほど経った現在、この数値がどうなっているかはわかりません。次の統計は、2020年12月末時点のものが、6月ごろに発表される予定です。