8/21の記事の続きです。前回の記事はこちらから見られます。
留学の在留資格を取り消された数が過去最高となったという記事でしたが、これについて法務省がHPで詳細を公開しています。
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri10_00057.html
この「在留資格の取消件数」についての情報については、平成30年と平成29年の2年分が公開されています。
今回は、この2年分の比較からわかることをお伝えします。
1.「留学」の取消件数はすごい勢いで増えてきている。
平成27年 59件
平成28年 86件
平成29年 172件
平成30年 412件
2.取消件数は、「ベトナム」と「ネパール」が多い。
中国も多いが、中国は留学生数も多いので、その比率から考えるとそこまで多くない。
その点でベトナムとネパールが圧倒的に多いと言えるだろう。
ベトナム 277人 (前年比2.1倍)
ネパール 46人 (前年比4.6倍)
中国 42人 (前年比1.8倍)
3.特別な3件を除いて、全て下記の2つの理由で取消が行われている。
アルバイトなどを主に行っていたとする件数が前年の5.84倍になっているのには驚きである。
1位 3ヶ月以上「留学」の活動を行っていなかった 298件 (前年比1.97倍)
2位 アルバイトなどの他の活動を主に行っていた 111件 (前年比5.84倍)